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保健所

保健所勤務の魅力

医師になるとさまざまな就職先が見つかります。
一般的には病院で働くというのが自然でしょう。
「お医者さんは病院で働いている」というのが子どもの頃からの自然な認識である方も少なくないはずだからです。

しかし、現実的には医師の就職先は想像以上に幅広いものです。
病院ひとつとっても複数の種類がありますし、医療関係の一般企業で働いているというケースもあります。
その中の選択肢のひとつに、保健所で働くという道があります。
公務員的な性質も持っている就業形態であり、そのメリットについてご紹介しましょう。

夜勤がない

保健所の仕事は基本的に平日の日中。
病床を用意している病院と違って、夜勤で働くことがありません。
医療機関というよりは、どちらかというと予防や啓もう活動をすることが業務の中心であり、24時間体制で働く必要が少ない職種なのです。

ある程度の年齢になると夜勤が大変という方も多いでしょう。
また、若い方であっても生活サイクルが狂ってしまうのが嫌だという方も居るかもしれません。
保健所では夜勤がないため、働きやすい環境であると言えます。

スキルが磨ける

保健所は母子や老人の健康について考えたり、生活習慣病の集団検診を行ったり、エイズの検査を行ったりするのが仕事内容です。
また、医師が直接的に関わらない業務もありますが、対物保健も行っており、食中毒の原因調査や野良犬・野良猫の管理や里親募集を行うことも仕事に含まれます。
これらの中には、一般的な病院勤務の医師が体験しないことも多いです。
普通は身に付けられないであろうスキルを習得できるでしょう。

医師として公衆衛生に関する実務を学ぶ中で、そのまま保健所で勤務するという選択肢もあるかもしれません。
また、ケースによっては他の業界に転職することになることも考えられると思います。
どのような形であれ、通常では得られない経験をすることになります。
キャリアアップや転職活動においても、必ず役立つことになるでしょう。

公的機関で働ける

保健所は各市区町村が運営している施設。
そのため、必ず公的機関に従事しているという形を取ることになります。
パブリックな仕事をしているという点で、自分が公共サービスを支える一員という自覚を持つことができるかもしれません。

もちろん、法律上も公務員として採用されることになります。
福利厚生やその他の制度については、一般的な職員と同様になるため、多少デメリットになる部分もあります。
たとえば、アルバイトが禁止されてしまうという問題点が挙げられるでしょう。
しかし、全体的に考えれば、公務員であり医師であるというメリットを享受できるのです。

特殊なスキルが磨けて、公務員として勤務できること。
これが、保健所勤務ならではの見逃せないポイントだと思います。

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