一般外科のバイト
手術によって治療する仕事
外科医の仕事は手術を通じてケガや病気を治す診療科です。
広義の意味で考えると、骨や筋肉を中心に扱うところもあれば、心臓や脳など、非常にセンシティブな部分に対応しているところもあります。
それぞれ領域は異なるものの仕事の本質は外科的療法によって治療を行うことに変わりはありません。
基本的にメスを入れることが本領発揮をする場面であり、本人の能力が求められる瞬間。
手術中、外科医にはさまざまなスキルを求められています。
絶対にミスが許されない環境下での集中力、不測の事態が起きてしまった時の判断力、さらに専門的に人体の構造を理解しているという頭脳がなければ務まりません。
外科医を取り巻く課題
近年、外科医を取り巻く環境は非常にネガティブなものになっています。
医療ミスという言葉があるように、手術中100%確実に上手くいくとは限りません。
起こって欲しくはないことですが仕事においてミスはつきものなのです。
しかし、外科医は人体の生命に直結する箇所を傷付けてしまい、最悪の場合、死に至る可能性も考えられます。
おそらく、すべての医師が全力で手術を行い、決して手抜きをしているわけではないと思いますが、後遺症や死亡事故などに発展した場合、訴訟を起こされてしまう可能性も少なくありません。
近年は訴えるということが一般化してきたことも手伝って、外科医のミスに対する風当たりは悪くなっています。
このような事情から外科医希望者が減っているという面があるのです。
逆風だからこそ憧れの職業でもある
外科医を取り巻く環境は芳しくないと述べました。
しかし、最善の医療を届けるため、誠心誠意取り組む医師の姿は素晴らしいものがあることも事実です。
多くの医師が治せない病気に取り組むことも医療のあるべき姿のひとつかもしれません。
このような時代だからこそ、外科医としてキャリアアップしたいと考える方も居ると思います。
現在、社会の事情的に売り手市場であると言えます。
アルバイトとしては働きやすい環境ですから、積極的にチャレンジしてみるのも良いでしょう。