心臓血管外科のバイト
バイトは直接の治療などには携わらない
心臓血液外科は病院の中にある様々な科目の中でも、特に患者さんの命に直接関わると言っても過言ではありません。
そのため、アルバイトとして働く新米医師が患者さんの治療として手術に携わるということはほとんどないでしょう。
ただし今後の経験を踏まえて手術を見学するということはあります。
手術そのものが苦手だと感じている新米ドクターの場合には心臓血液外科でアルバイトをすることも厳しいと言えます。
大動脈をはじめとして、心臓に携わる様々な手術などを行うことがほとんどですので、前述の通り患者さんの命そのものも左右する科目となっています。
実際に手術を行うドクターなどは成功すればするほどにやりがいを感じて、自分自身のスキルそしてキャリアを高めていくことができるでしょう。
ただしアルバイトの新米ドクターは上記の通り手術を行う事がありませんので、このような部分でのやりがいは感じにくいといえます。
アルバイトとして働きながら様々な経験を積み、徐々に手術に直接携わっていくことによって心臓血液外科医としてのスキルアップをすることができます。
緊迫した状態が続く職場
心臓血液から大動脈をはじめとする様々な心臓手術を行うことが多く、医療を究めるという科目にも該当します。
そのため前述の通り様々なやりがいを感じることもできますが、その反面常に緊迫した状態が続く職場でもあります。
もちろん仕事が終われば仲間同士でアットホームな雰囲気に戻ることができるのですが、仕事中はほとんど死語が無く常に緊迫した状態で過ごさなければなりません。
そのため、こういった環境が不得意な方やストレスを感じてしまうという方の場合には、心臓血液外科でのアルバイトは難しいと言えます。
緊迫した環境の中でもしっかりと対応し技術を学ぶことや、知識を磨くことに力を入れていきましょう。
医師の競い合いや邪念は邪魔になる科目
個人クリニックはアットホームな雰囲気の中で働けるという傾向にあり、さらには働いている医師そのものが非常に少ないため、医師同士の小競り合いなどはほとんどありません。
どちらかというと医師よりも看護師の方がこういった小競り合いをしているケースが多いでしょう。
しかし大きな病院になってくると働く医師もたくさんいますので、それぞれの科目によっては医師同士の競り合いが生じてしまうこともあります。
そういった空気をひしひしと感じながら働くのが嫌だという新米アルバイトの方も心臓血液外科なら安心です。
なぜならば、上でお話したとおり常に緊迫している科目となっており、決してひとときでも油断が許されません。
ですから、医師同士が知り合っているような暇がないのです。
その分常に仕事に集中し、さらなる技術そして知識の向上を求めて生涯学習をしているような医師ばかりです。
人間関係で悩みたくないと思っている新米医師の方や、とにかく医療に打ち込んで余計なことは考えたくないと言う新米医師の方には最も向く科目となります。