耳鼻咽喉科のバイト
多岐にわたる症状
耳鼻咽喉科とは耳や鼻、のどなどの病気に対応する診療科のことです。
これらは聴覚や嗅覚、平衡感覚、味覚などに関連したものであり、人間にとってはとても重要な器官となっています。
そのため、病気にかかった時には日常生活に支障が出るほどの症状が出ることが多いです。
症状が進行してしまうと機能障害に陥ってしまうこともあるため注意が必要です。
ただし、自覚症状が比較的出やすい器官が多いため、早期に発見できれば簡単に治療できます。
まず、鼻に関連するものとして副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、嗅覚障害といったものがあります。
耳に関連するものは中耳炎や外耳炎が代表的なものです。
他には、咽頭炎や声帯ポリープ、胃食道逆流症といった病気も扱います。
扁桃炎や唾液腺疾患、睡眠時無呼吸といった病気の治療も行うのが耳鼻咽喉科です。
炎症が起きてしまうと、痒みや痛みが生じてしまうことが多いです。
特に強い痛みが生じる場合には早めに治療をしなければ大変なことになります。
咽頭がんや舌がん、口腔がんなど癌にかかっている患者がいることもあるため、きちんと診断をしましょう。
病気の種類は多岐にわたり、それぞれ症状は異なっています。
治療法も病気に合った方法を選択しないときちんと治すことはできません。
治療法や予防法について
耳鼻咽喉科を訪れる患者の中には副鼻腔炎にかかっている方が多いです。
これを治療するためには薬を使用するか、手術的治療を施します。
薬を使うことによって細菌を殺すだけではなく、鼻の粘膜の抵抗力を高めることができるため、副鼻腔炎の治療につながります。
薬による治療の効果が出ない場合には内視鏡を用いて排泄路を作り出して、これによって副鼻腔の自浄作用を回復させます。
予防法としてはできるだけ風邪をひかないことが大切です。
風邪をきっかけとして副鼻腔炎にかかってしまう方が多いです。
耳の病気として中耳炎の治療を行うことはよくあります。
中耳炎とは風邪をひいてしまった後に鼓膜の中に菌が入り込み、うみが溜まってしまう病気のことです。
治療法としては、とても腫れが強い時には抗生剤を使い、うみが溜まった時には医師がうみを吸い出します。
患者は1週間ごとに耳鼻咽喉科に通ってうみがなくなっているのかを確認します。
2ヶ月や3ヶ月程度治療を続けなければいけないケースもあります。
患者は根気よく病院へ通い続けることが大切です。
のどの病気としてよくあるのは咽頭炎です。
咽頭に炎症が起きてしまうことであり、急激な痛みが生じて、頭痛や発熱を伴うことが多いです。
治療法としては解熱鎮痛剤を用いて痛みや発熱を抑えながら刺激を与えないようにすることが大切です。
抗生剤に関しては明らかに細菌感染が原因となっている場合以外は用いないのが普通です。
健康的な生活をするのと、飲酒や喫煙をほどほどにすることが予防法として有効です。