一般内科のバイト
臓器を治療する仕事
一般内科で働きたいという医師もいるでしょう。
消化器や呼吸器、泌尿器など、基本的には身体の臓器を対象としています。
診療においてメスやギブスなど、物理的な治療法を行うことはありません。
基本的に投薬療法で対処していくというスタイルです。
内科はすべての疾患を見るケースがあります。
たとえば、背中が痛いという時にどれかの臓器が原因になっていることはしばしばあります。
しかし、どの部分が病気になっているかは分かりません。
必ずしも自分の専門分野の不調を訴えている患者様とは限らないからです。
そのため、内科医はある程度広く浅く診療できる技術が求められています。
スペシャリストとジェネラリストのどちらも求められている
内科医は広く浅く診療する技術が必要であり、総合的な能力を持っているジェネラリストが必要であると述べました。
事実として、特定の臓器を患っているというケースばかりでなく、複数の専門領域を合併した病気になっているという方も少なくありません。
研修医を中心とした若い医師向けに、内科外来用の参考書も出ています。
「ジェネラリストのための内科外来マニュアル」という書籍もありますので、状況に応じて活用するのも良いでしょう。
しかし、実際にどの程度の割合で必要なのかと言えば、およそ3割程度と言われています。
残りの7割はスペシャリストであることを要求されます。
たとえば、循環器、血液、心療内科といった診療科目がこれに該当します。
医師側の立場から見ると、最低限は他の分野も学びつつ、ひとつの分野に特化することを目指すべきでしょう。
需要も多く、人気のアルバイト
一般内科のアルバイトはさまざまな面から人気があります。
内科医という性質上、幅広い分野で症例を見ることは大切。
自分の専門分野を本業で磨き、アルバイト先では他の分野を学ぶというスタイルも考えられるかもしれません。
これにより、キャリアを形成しやすくなるでしょう。
求人を募集する側にとっても需要が高いのです。
「病気になったと思ったらまずは内科」と考える患者様も多く、外来・入院のどちらも合わせれば、常に多くの仕事があります。
慢性的な人材不足もあって、人手が足りないと考える病院は少なくありません。
できるだけ多くの医師で診ることを考えると、常にニーズがあると言えるでしょう。